「一歩…あの、えっと」


「ん?」


ドキドキの私とは対照的に、意外と普通な感じに見える一歩


一歩が女の子とキスするの何回目なのかは分かんないけど、私…初めてだったんだから


何で私にこんなことしたの?とも聞けず立ちすくむ。好き…だからだよね?


「私…」


「私…?何だよ」


ニヤッと笑って、そのまま歩き出す