「…オレら浮いてねぇ?」
「へっ?」
第一声がいきなりそれだったから、私の声が裏返る
言われてみれば、花火大会だったとはいえ、この店で浴衣を着ているのは私たちだけだった
「出よ」
一歩は何もなかったかのように、笑っていつもみたいに私に手を出してくれた
私はその手を握り、一歩と一緒に店を出た
私の大好きな人
私の大好きな
この大きくて
優しい左手…
今日は素敵な
花火大会だったな
一歩にとって素敵な
誕生日になったかな?
また来年も
一緒にお祝い
できるといいな
ずっとずっと
これからも
こうやって二人
仲良く手を繋いで
いられますように
「へっ?」
第一声がいきなりそれだったから、私の声が裏返る
言われてみれば、花火大会だったとはいえ、この店で浴衣を着ているのは私たちだけだった
「出よ」
一歩は何もなかったかのように、笑っていつもみたいに私に手を出してくれた
私はその手を握り、一歩と一緒に店を出た
私の大好きな人
私の大好きな
この大きくて
優しい左手…
今日は素敵な
花火大会だったな
一歩にとって素敵な
誕生日になったかな?
また来年も
一緒にお祝い
できるといいな
ずっとずっと
これからも
こうやって二人
仲良く手を繋いで
いられますように