その時サチの顔が歪んだ
「いったぁ~…、あれ何だろこれ」
「花束の中に蜂でもいた!?」
顔をしかめ鼻を押さえるサチの横顔を、太久が心配そうに覗き込む
「蜂?違うってば。…メッセージカードだ」
カードの端が鼻の先に当たったみたいで、花束の中からサチが真っ赤のカードを取り出す
「お誕生日おめでとう。いつもあなたの幸せを願っています。離れていてもあなたは掛け替えのない大切な家族です
…何これ?太久ちゃん、一歩のお姉さんと何か関係持ってるの?」
サチが訝しげに太久の顔を見る
「いったぁ~…、あれ何だろこれ」
「花束の中に蜂でもいた!?」
顔をしかめ鼻を押さえるサチの横顔を、太久が心配そうに覗き込む
「蜂?違うってば。…メッセージカードだ」
カードの端が鼻の先に当たったみたいで、花束の中からサチが真っ赤のカードを取り出す
「お誕生日おめでとう。いつもあなたの幸せを願っています。離れていてもあなたは掛け替えのない大切な家族です
…何これ?太久ちゃん、一歩のお姉さんと何か関係持ってるの?」
サチが訝しげに太久の顔を見る