何とかパクと食べたものの、サチの手がソースでベタベタ


ここで一歩なら、私の指を優しく握って見つめながら舐めちゃうんだろな


チラッと一歩を見ると、太久とサチのやりとりを見て、おかしそうに笑ってる


「ほら~、口の横にソースついてるよ?太久ちゃん本当に子供みたい」


サチはやれやれといった感じで、太久の口についたソースを拭った



…その行動が太久に火をつけた!


太久はサチの手を取ると、黙って見つめて動かない


「サ…サチさん」


「…」


サチもじっと太久を見て、動きを止める