「おじさん、何で今更そんな事言うんですか?私たち信じてたのに…」


がっかりした私を見て、おじさんは続けた


「占いは…カウンセリングのようなもんじゃ。自分で決めれない時にその人の背中をちょいと押してやる


でも結局最後に決めるのは自分なんじゃよ


…わしは今まで、楽しとった。人に偉そうな事言っておきながら、親に仕事させてのぉ


最近婆さんがギックリ腰になりよって、店をたたむ事にしたんじゃ。バチが当たったんかの」


「えぇっ!じゃあ…もうおじさんに相談できないって事ですか?!」


そう言うと、おじさんがフッ笑う