「付き合う前は、年イッコ違うだけですげープレッシャー感じた


…でも、歳の差分かんなくなるほど気持ちが溢れ過ぎてどうしようもない時があって


太久も同じなんだよな、無理かもしんないって思っても、やっぱ自然と目で追ってる


太久はオレみたいにセコくねーし、正面からぶつかったら、サチさんに少しは気持ち伝わるんじゃねぇかな」


私を見るあったかい眼差しに、心がポカポカしてきた


「そ…だね」


「だろ?だから、今はあいつらの事は忘れとけよ。しばらくなかなか会えなくなるし、二人きりになるの、今しかねーじゃん」


一歩の手が私の頬に触れる