太久…ごめん


全部私のせいだぁ


…これは何とかしないと


サチがこんな風に、付き合う前に相手の事を話すのは初めてだった


何も知らぬ哀れな弟…今日は幸せの絶頂で、そのうちどん底に突き落とされるんだろうな


「玉ちゃんはやめとこ!ちょっと手癖が悪いみたいだし。根はいいコなんだけどね…」


「そーなんだ。やっぱりなぁ…。私どうしてそんな人ばっか選んじゃうんだろ。そういう運命?」


サチは肩を落として、明らかに落胆の表情をする


「おじさん…他に何か言ってなかった?」