「あったりめ~。オレ靴擦れとかヤダし


それに、鈴が足痛いつってる横でオレまでそうだったら、カッコつかねーじゃん」


まぁ…そうだよね、一歩賢いわ


一歩がじーっと私を見る


うわ…何か失敗したかなどうしよ


とりあえず、一歩を見て微笑むと


「何でそんなキレーなん?オレマジヤバいんっスけど」


って言って、人混みの中ギュッと抱きしめられた


思わず、私の口元も緩む


…一歩、大好き


私たち、ずっと、ずっと一緒にいよーね


この後、太久たちと合流することなんてすっかり忘れ、しばらく二人だけの世界に浸っていた