学校を出て、いつもの道を二人で歩く


今日は肩組まれてるからいつもより、更に密着…


私は一歩の片腕にすっぽり包まれて、ドキドキが止まらない


「そーだ、鈴に一つ謝んなきゃなんない事あんだけど…」


「えっ、何?」


まだ隠し事!?


「あのさ~…花火大会の事なんだけどさ。二人でって約束だったんだけど、太久もいーかな」


「えぇーっ!!」


私の声に、一歩も苦笑い


「悪い、やっぱ嫌だよなぁ。…しゃーない断るか~」