ちょっと意地悪してやろうと思って、ぷいとそっぽ向く


「あーそうだな、大事っちゃー大事なんだけど…とにかく、ごめん。今日お詫びすっから


鈴の好きそーなカフェ見っけた。そこ一緒に行こーぜ」


大事な用事って言われ、ますます私の機嫌が悪くなる


カチンと来て、思わず言ってしまった


「私見たんだから。昨日女の人と一緒だったでしょ?ひどいよ…やっぱり前のカノジョとキれてなかったんだ」


「…」


一歩、黙って口を尖らせる