「上手くいったじゃろ?良かったの~。ほら、彼氏できた相が顔にでとる」


私たちは、また例のお好み焼き屋にやって来ていた


占ってもらう順番が来て、おじさんの前に座ったとたん、いきなりそう言われる


「えぇっ!?何で分かったんですか?」


…もしかしてどこまで進んだとか、そこまでバレてる?


冷や汗かきながら、サチと顔を見合わす


「これで飯食っとるんじゃから、分かって当たり前じゃ」


おじさんは誇らしげに言うけど


店の片隅では、いつものようにお婆ちゃんが、私たちの為に、せっせとお好み焼きを焼いてくれていた