「ぶっ、それ極端!」


横で聞いてた太久が、たまりかねて吹き出す


みんなも、それだけはありえねーって大爆笑


…ちょっと気にはなるけど、まぁいっか


過去はどうあれ、今は私を好きでいてくれて、付き合ってるわけだから


「じゃ、気を取り直して今からケーキ食べよっか」


サチがニコッと笑って、キッチンへ姿を消す


「ケーキ?」


一歩がキョトンとする


「今日、一歩誕生日なんでしょ?だから実はさっき、サチと玉ちゃんにケーキ買って来てもらったんだ~」


そう言い残して、私もキッチンへ足を運ぶ


すると…しばらくして、リビングからドッと笑い声が漏れた