コンビニに着き適当に買い物を済ませた私達は外に出た。
私の手からコンビニ袋を取り上げて健は傘をさそうとした、
私はその手から傘を取り、健の上に広げた。
「全部1人でやろうとしないで・・・。
私ってそんなに頼りないかなぁ・・・。」
健の前に立ち笑いながら言った。
健はそれに答えるように笑い返して傘に入って来た。
「少し遠回りして行きません?」
健の誘いに少し戸惑った・・・。
「もう少し小柄さんと話したいなぁ~って思ったんです。
ダメですよね・・・俊司さん置いてきちゃったし。」
寂しそうに言う彼を突き放す事が出来なかった。
(俊司ならきっと寝ちゃっているだろう・・・。)
「良いよ。私も健の話し聞きたいな。」
そう言うと二人は来た道とは反対方向へ歩き出した。