「は?」

『お前いろんな意味で鈍すぎるんだよ!』


 …今日の直哉は、ちょっと変だ。

 何かあったのかな?


『お前のことが小さい頃からずっと好きだった。』

「えっ?」



 これは、夢?

 本当に現実?


『答えは、今じゃなくていいから』

「…」

『バーカ。じゃあ後でな』



 そう言って直哉は、立ち去ってしまった。