チュンチュン…

隼人はガバッと起きた。
時刻は午前6時。
パジャマはビショビショで冷や汗をかいていた。

「ゆ、夢か…」

隼人はほっとしてもう一度布団に入った。
そりゃ、いくらなんでも俺ん家まで来れるわけないよな。
知らないはずだし…
と、冷静に考えて、また落ち着いた。



窓に目をむけた。


「………う、嘘だろ?」

隼人は小さくつぶやいた。

そこにいたのは…

「おはよう、隼人。」

綺麗な黒髪の女性だ。

「あ、あんたは?」

隼人がそう言ったとき、隼人は目を疑った。
窓が削られたようになっており、カーテンも無理矢理引き裂かれたあとだ。

そして…女性の爪は血だらけだった。

「ま、まさか…お前は…あゆみ…」

女性はニッコリして言った。

「隼人、狂おしいほど愛してるわ。」

女性は、ポケットから刃物を出し…

「永遠にわたしの物。」

「や、やめてくれ」

「愛してる」

「い、いやだぁああ」

「ばいばい」


「ぎゃぁああああああ」




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