‐‐‐‐‐‐‐‐‐
送信者ayumi0627birthday@xxxxxx.ne.jp
‐‐‐‐‐‐‐‐‐
Re:Re:Re:Re:Re:嘘つき
‐‐‐‐‐‐‐‐‐
どうしても返事くれないのね。
なら―

わたしは今からあなたに会いに行くね。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐


“ピンポーン”

メールを見てまもなく、不気味にインターホンが鳴った。

「う、嘘だろ…」

隼人の体中の毛穴から汗が吹き出し、隼人は手が震えだした。

“ピンポーン、ピンポーン”

「や、やめてくれ!!」

“ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン”

「うわぁあああー!!!」


………

しーん………


「はぁはぁ…」

隼人の叫び声が通じたのかインターホンの音はなくなった。

が、

ガリガリガリガリッ

「うわっ」

何かをひっかく音がする。

それは隼人の寝室の窓から聞こえた。

ガリガリガリガリッ

悲痛の音が部屋いっぱいに響く。

「や、やめろよ…」

隼人は怖くて身を縮めた。
怖すぎて涙がでてくる。

ガリガリガリガリッ

しかしカーテンの外の悲痛な音はとまらない。

隼人はそのまま…


意識を失った。