『………。
(晴氷、気付いているだろ…?
俺を狙って弓を構える…影の存在。)』

『そうだな…。
(気付いている。彼守我が電話をしている時からか。)』

相変わらず黙ったままの彼守我、携帯をいじるフリをする晴南…

『どーするー?
(俺はここを動けない…)』

一瞬、考えた晴氷…迷いを見せながら答えた。

『んー…

彼守我は晴とここで待機。俺は一度、本部へ行く。俺が戻るまで、ここを動くな。

(時間は10分。片付けたら、本部へ戻れ。)』