「新しいメイドさん?」
えっ。
「あっえっ。」
「そうなの。
今メイドが居なくて困ってたの。
部屋に案内するからまず着替えて。」
訳分かんないけど
とりあえず助かった。
「これちょっとサイズ大きいかもしれない
けど今日だけは我慢して。」
「はい。」
ほんとだ。ブカブカ。
「着れた?」
「はい。」
「じゃあ初めの仕事を言うわね。
料理ぐらい出来るわよね。
まず翼様にご飯を作って差し上げて来て。
もしいらないって言ったら戻ってきていいわよ。
たぶんいらないと思いますけど。
急に帰ってこられて部屋にこもりっきりで。
じゃ翼様の部屋は10階だから。
それが終わったら私に報告して。」
「はい。」
すごいおしゃべり好きなのか分かんないけど
一気に言葉が降りかかってきてびっくりしたぁ。
私、料理あんまり出来ないし。
この状況どうしたらいいか・・・。
取り合えず会長に助けを求めよう。