『お前力入れすぎ。』




私は必死で腰にしがみついていた。



「会長が飛ばしすぎなんです。」



『降りて。』



よっと。
って何で降りるの?



『あとは走る。

二人乗り見られたらヤバいからな。』



えっ私が?


待ってぇぇぇ。


あっという間に見えなくなった。



置いてくとか・・・。



別にいいもん。

私は自分のペースで歩いていくもん。