私は一人教室にいた。


さっきからずっと成績表と睨めっこ。

どんなに睨んでも成績表はかわらなかった。


「はぁぁー」


何回目のため息だろぉ。


三回ため息をしたら幸運が逃げていく
って言うけど

もし本当にそうなら
私にはもう幸運はないだろうなぁ



「はぁーーーー」


もう一度ため息ついた時、


『さっきからため息ばっかだね

僕が助けてあげるよ』


私の前に男の子が立っていた。





「ホ、ホンとに?」



『うん。


・・・
けど一つ条件があるんだ。』





「やりますっっ
やります。
なんでもやります」



『契約成立だね。』





「ありがとぉ。」


天使が私に舞いおりたぁ。