「あぁいいお湯だった。」




ビショビショの髪を拭きながら

自分の部屋に行った。



『遅い。』



「あ、会長。」





『風呂長い。』



「会長もう入ったんですか?」


『あぁ。』


やっぱり男の人は早いんだぁ。



「そうだ。

会長あれから会長のお母さんに会いましたか?」



『会ってない。』



「会ってないんですか!?

もし今度会ったら謝っといて貰えますか?」



『何で?』



「だってあんなに張り切ってたのに

途中で逃げ出したから。」



『もう忘れてるだろ。』



「いい性格だね。」