何か嫌な雰囲気に・・・。

それに寒くなってきた。



「疾風寒いしもうそろそろ帰ろ。」



だけど疾風は下を向いて黙ったまま。


「疾風ーーー?」




私が覗き込むと

急に顔を上げてこっちを見た。



そしていきなりこっちに迫ってきた。



「えっ何?」


疾風は構わず近づいてくる。


「ちょちょっと待って。

なんか温かい飲み物買って来て。」


「分かった。」

なんかいつもより素直だなぁ。

気持ち悪い。


チュ



「不意打ち。」


そう言って疾風に

頬っぺたにキスされた。



「はっ早く行って来てよ。」



疾風の奴最低。

絶対許さない。


けど暗闇に1人で居るのは

ちょっと怖いな。