「あらぁ後ろの子どなた?」



「その子は新しく入ったメイドです。」


『違うんです。幸子さん。』



「えっ。」



『こいつはメイドじゃなくて

俺の。』







「もしかして彼女。


遂に翼にも彼女ができたのね。


今日はお祝いしなくちゃ。


お祝いお祝い。」



「ええっ菫ちゃんそうだったの。

ごめんね。雑用やらせちゃって。」


「えっいやそんなことないです。

私が言いださなかったんが悪いんです。」





あの彼女じゃないんですけど。



「会長どうすれば?」


『彼女の振りでもしとけ。』



「本気?」


『本気。』



昨日よりメイドも人もたくさんいて

なんだか落ち着かない。