「2人とも誤解してるな。私達は小夜ちゃんと華美ちゃんの親になりたいんだ。」


え?ええ??


じゃあ私も華美もいいの?!


「本当ですか!?」


華美は私より早く答えた。


でも・・私はきになる。


慎矢は・・慎矢は・・・


「私駄目です。私・・慎矢可哀想。」


いつのまにか口にしていた。


「・・・。そうだよね・・。」


華美もそう思ってたみたい。


「こらこら。わがままを言っちゃ駄目だよ。」


教員の人が私達にちょっと困った顔で言う。


だって慎矢だって友達だもん。