結局その日は巧斗って人に解放されて自分だけの部屋を貰った。


次の日は華美も慎也も自由にしてもらった。


華美は親が欲しかったんだとずっと落ち込んでいる。


そりゃ・・私もこんなの嫌だ。


慎也は巧斗を本当に嫌っている。


それもそうだよね。


あんないきなり意味分からないことする人なんて最低。


あの時信じてもいいのかななんて思ったことを酷く後悔した。


抱きしめられた時は本当に温かかったけど、やっぱり駄目。


慎也も華美も傷ついたんだから。


そんな人は信じちゃ駄目。


冷静に考えれば簡単なことなのになんであの時あんな風に思ったんだろう。


自分でもおかしかった。