『一緒にやらねえ?』

そう言った颯人は、俺に手を差し伸べた。



俺は颯人の手を叩いて



『やってやる』





そう言った。


颯人は笑った。


「なあ渉ってばー」




(こんな奴とは思わなかった…)




「わあったわあったっ!!」


そう言うと颯人は



あの日と、あの頃と同じ笑顔で笑うんだ。


「じゃあ、牛乳飲もっか?!」



「いらん」