「嫌がることないじゃないすか、泉谷、本当に男っすか?」


男という生き物、



「あーっ!!それって使い回し?」


何かとエロ本を見たがる輩である。




「使い回し?」


使い回し、のエロ本。
表紙はボロボロで、色褪せている。




「見たくない!!もう予想はしている!!!」


叫ぶ俺に、ニヤリと笑う屋橋は


「わかってんすか?なんすか」



と。



どれだけコイツは……


「俺をいじめるんだ―――っ!!」