「やべー、ゴリ…じゃなかった。宮本先生…」


 峻太はバツの悪そうな顔をしながらいった。


「ちゃんと名前覚えてるじゃね―か。えらいぞ、1年。お前、河原二中の青木峻太だろ。待ってたぜ。夏の県大会いい動きだったよな。一緒に夢に向かって燃えようぜ」



そう言って峻太の肩をポンポンとたたいた。