「おおい、蒼衣、お前もちろんバスケ続けるんだろ?」
『えっ』
ホームルームが終わり、廊下で帰りの支度をしていると峻太が声をかけてきた。
「そろそろ入部希望始まるじゃん。俺はもちろん続けるぜ。目指せ、全国制覇だぜ」
『なに、言ってるの?全国制覇って、大げさな…確かにバスケ、水球、柔・剣道は全国レ
ベルって聞いてるけど制覇ってさぁ…』
私が取り合わないでいると、真剣な表情で話し続けてきた。
「お前知らないの?夢じゃないんだぜ。なんたって、顧問はゴリだからな。練習は半端じゃないらしいけど…」
「おう、一緒に全国制覇しようぜ! 練習も半端じゃないぞ。でも、一つだけ間違ってるぞ。顧問の名前がよ。なぁ、1年生」
その声に振り向くと、私は心臓が止まるくらいびっくりした。
あの人が私たちに向かって微笑んでいる。
『えっ』
ホームルームが終わり、廊下で帰りの支度をしていると峻太が声をかけてきた。
「そろそろ入部希望始まるじゃん。俺はもちろん続けるぜ。目指せ、全国制覇だぜ」
『なに、言ってるの?全国制覇って、大げさな…確かにバスケ、水球、柔・剣道は全国レ
ベルって聞いてるけど制覇ってさぁ…』
私が取り合わないでいると、真剣な表情で話し続けてきた。
「お前知らないの?夢じゃないんだぜ。なんたって、顧問はゴリだからな。練習は半端じゃないらしいけど…」
「おう、一緒に全国制覇しようぜ! 練習も半端じゃないぞ。でも、一つだけ間違ってるぞ。顧問の名前がよ。なぁ、1年生」
その声に振り向くと、私は心臓が止まるくらいびっくりした。
あの人が私たちに向かって微笑んでいる。