「…でっけぇ…」


私も思わず笑ってしまったくらい大きなおにぎりが二つ。


「宮ゴリが作ったの?」


のりを巻きながら海斗が聞いた。


「違うよ。かぁちゃんが心をこめて握った特製にぎりだ」


「宮ゴリの母ちゃんなら、ゴリハハだな。すげぇ、ダイナミックな母ちゃんを想像する。ぷ・ぷぷ」


大きなおにぎりを頬張りながら笑う峻太。