桜の香る4月。


初々しい1年生の姿に去年の自分を重ねる。


きっとこの中にも先生のことを好きになる生徒がいるはず。





でもこのかなわない思い、自分の中だけの恋だけでも、私は十分満足だった。


ただ、先生を見つめていられれば。


ただ、先生のことが好きでいられる自分がいれば幸せでいられた。