『あ、ありがと』


「どうしたの、着替えてる時からずっとだよ。ぼんやりして…やっぱり、疲れてんじゃないの」



唯が心配そうに言ってくれる。



「でもさ、明日は休みだからさ、ゆっくり休めよ」



海斗が優しく言う。



「なーんて、今の言い方似てない?宮ゴリにさぁ。おーら、どこパスしてんだ、峻太!もう1周だ」


「似てるー。って、でも何で俺がもう一周なんだよ」



「だって、峻太の名前が呼ばれる回数多いよな。愛されてるんだよ」


「俺も実は愛してるんだ。なーんてバカなこと言わせんなよ。でもさ、宮ゴリっていいよな。一生懸命っていうか、俺らのこと信じてくれてるっていうかさ…」



話題が先生になり、なんだか熱くなってきちゃった。