「…クッ…」


峻太の放ったシュートが外れた。


「峻太、思い出せ…決まる外すもお前の気持ち次第だってこと。自分を信じろ」


「わかってる…わかってるけど…俺は宮ゴリを超えたい」


「お前はお前だ。俺じゃない。自分を信じろ」


先生がドリブルシュートを決めた。


「おっしっ」


峻太が自分の頬を叩き言った。


「わかった。俺は俺らしく。自分を信じてみるよ」