「いいんだって。行くぞ」
峻太の手と私の手をひっぱりながら歩き出す先生。
こんな先生の姿を見るのは初めてだった。
歩いている途中で峻太の携帯に海斗からの連絡が入った。
「えー、場所変更?って、どうして。えー、休みってなんだよ、で、今どこ?」
峻太の声が夜の街に響く。
「先生ちょっと待ってて、海斗が連絡するからって…蒼衣、宮ゴリ頼むな場所決まったら連絡するから。すぐだからちょっと…」
そう言って、峻太は走っていった。
先生と二人きりだ…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…