「じゃぁ…あたしはこっちだから…バイバイ」

そう言ってマコはあたし達と違う方向へ足を進めていった。


笑顔で手を振るマコに手を振り返すあたし達。

ちょっと罪悪感…とか思いながら

マコの悪口が始まる…。



「先生にチクるとはねぇ~…。ヤバうぜぇ」


岩崎怜奈。

あたしの一番の友達。

グループのリーダー。


「先生に言われたらうち等なんもできないじゃんねぇ??」


高田優里。


ケラケラと笑う優里は二週間前までマコの親友だった。

可愛い顔して…。とか思う。



「ってかマコうざいッんもぉ…」


遠藤純。


同様、純もマコの親友だった。

マコとは幼馴染で仲良かったのに…まぁ流されたというやつか。