「ツヨシさん、ボディーケアが上手だし、もちろん頼みます。でも……」


ポツリと大悟が言った。


「犯人……か」


匡の言葉に、大悟の眼は大きくなる。


「はい……俺、何とかして探し出したいです」



「気持ちは解るけど、難しいぞ。常習犯ならどこかで張ればいいけど、たまたまやった奴かもしれないし…」



「俺も、経験があるから解らないわけではないが……」


少し間を置いて、匡はそう言った。



大悟の心は、犯人探しに燃えていた。