なんとか、その場をやり過ごし、各自、持ち寄った物を手にいったん、解散となった。 二次会もあるとの滋の誘いだったので、再び集まり、一晩中騒いだ。 次の日の朝…… 紘伽は、前日の喧騒とは違う、落ち着いた町を歩く。 昨日、設置されていたごみ箱には溢れ返る程のゴミの山が出来ていた。 それどころか、道の至るところに、ゴミの山がある。 「エコって、なんだろ……」 紘伽は哀しくなった。