「ひろかぁ!お前も呑め!!」


大悟が叫ぶ。


滋はそれを、なだめている。


「大悟、ご機嫌だねぇ〜」

他のメンバーが冷やかす。


「大悟は、あの頃から紘伽が好きだったからね」


そんな声も聞こえるが、紘伽は恋愛などに興味がなかった。


ましてや、常に騒がしい大悟は苦手とする部類に属していた。


でも、他のメンバーが好きだったから、誘いを断る事がなかったのだ。