周りも、既に宴会が始まっていた。


その中に、タバコに火を点ける姿がある。


そして、光一と同じ位の子供が傍を通る。


「危ない!!」


火とぶつかりそうになる、その姿をみて、とっさにそう声を上げてしまった。


「ん?どうした??」


滋が顔を覗く。


他のメンバーも、不思議そうに紘伽を見ていた。



そして、その中の一人の手には、まだ火の点けられていないタバコがあった。


………大悟だ。