母に浴衣を準備して貰ったが、今日のメンバーでは服の方が動きやすいと、Tシャツだけ着替え、スニーカーを履き外へと飛び出した。


急ぐ紘伽の目の前に、帰り際に見た、巨大ごみ箱があった。


すでに、ゴミが投げ込まれている。


分別の表示があるので、人々はチェックしながら入れていた。


側では、腕章を付けた係のおじさんらしき人が、声をかけていた。

そんな様子を横目で見ながら、紘伽は先を急いだ。