「ひっろかぁ〜〜〜!!」


しゃがんで光一の腕をみる紘伽の耳に、聞き覚えのある声が聞こえた。


「滋(シゲル)ちゃんだよ。手を振ってる。元気ね」


爽佳が笑って、教えてくれた。


滋は紘伽の同級生で幼なじみで、とても元気のよい女の子だ。


「爽姉さん、帰ってたんですか。わ〜ぁ、見事なお腹ですねぇ」


近くにくるなり、爽佳のお腹を触りまくる滋。


「おっ、動いた♪」


一人、感動のドツボにはまっていた。