すると…


「ふぇ…」


泣き出した愛美…


突然泣き出した愛美に…

俺は焦った。



愛美は俺の背中に手を回して、そして話し出した。



「この話聞いて引かない?」


「もちろん」


「あのね…いつもね…本当に好きな人に…いつも…遊ばれるの…ヤって終わりみたいな…もう…信じられなくて…昨日の合コンで…寛貴に一目惚れしたの…なのに…昨日ヤったでしょ…だからもう…ふぇ…」



愛美は泣き崩れた…



俺、最悪だな…


愛美の過去も知らないで…我慢なんて頑張れば出来たのに…



けど、俺は遊びの気持ちで愛美を抱いてないよ。



昨日分かったんだ…色んな女の子を抱いたけど…



昨日一番余裕が無かった。


ドキドキし過ぎて…


この気持ち『好き』っていう気持ちなんだよな。