「ちょっ!」



翔は私をひょいと持ち上げてソファに落とされた。



「お前は勉強しすぎ。」



「そうだよ、葵。」


「いい加減かまってよ。」



「けど、勉強は大切じゃん?」



「「「お前いつからそんなにいい子になったんだ。」」」



みんなしてひどい。



「わかったよ、勉強はもうしない。」



「よしっ!じゃあみんなで遊ぶか!」



そういって四人でゲームを始めた。



その日は本当に勉強をする事なく、一日中ゲームをしていた。