「やるか?お前なんか一発で終わりだけどな!」


そういって殴りかかってきた安岡。


一発だけ当たってみた。


「痛い…。っとでも言うとおもったか!」


そういって安岡の鳩尾に一発入れてやった。



「おっ!お前何物だよ!」


ん!?
何か今のドラマのセリフっぽくなかった!?


「だーかーら!幸田葵だって!」


「…。」


シカト?


「もういい…。翔ご飯食べよ?って!食ってるし!あぁ…、俺の分まで…。」


「ふぇ!?いらないんじゃなかったの?」


「もういいよ…、寮戻ろ?」


「うん!」


そのまま、ぶっ倒れてる安岡を放置して寮にもどった。


寮へ戻る廊下で翔がいきなり、


「ねぇ、葵。」


「ん?」


「安岡?って人放置プレイしてきてよかったの?」


「はぁ!?放置プレイ?」


「うん。」

翔ってホント馬鹿。


「あぁ、よかったんだよ。」

「そっかー!それよりもさっきの葵かっこよかったね!」

「そりゃどうも。」


かっこよかったなんていわれてもなぁ。