「あはははは〜!!」
閉店したお店には。
スタッフの笑い声が響き渡る。
特に祥太郎には。
今日の出来事が大ウケで。
「まるで俺と徹の出会いみたいだよ。
あいつも授業中にずっと絵を描いてたし〜!」
と言っては。
また笑い出した。
「二次元の彼氏…」
光さんは肩を震わせて笑っている。
「それをさらり、と言ってのけるとは…やるなあ!」
「普通は中々言えないよね〜!
でも、徹は俺にサラっと『俺はアニメしか愛せません』と最初に言ってたなあ!
こいつなら理解してくれるって電波を拾ったのかもしれないけど」
そう言う、祥太郎の一番の親友は徹=グレンさんだから。
「しかし、悠斗が一目惚れするくらい、可愛いの?」
祥太郎の質問にあたしは頷く。
「髪の毛も巻いてるし、持ってる物もかなりオシャレ。
でも彼氏は二次元」
そう言うと
「一度見てみたい!!」
と祥太郎と光さんは笑い続けていた。
「…まあ、でも睦海、良かったじゃない?」
パパが微笑んで
「これで一人でお弁当を食べなくて済むよ。
きっと、いい友達になるよ」
そう、梅雨になっても。
もう心配しなくていい。
教室の隅っこででも。
気がねなく過ごせる友達が。
ようやく出来たから。
閉店したお店には。
スタッフの笑い声が響き渡る。
特に祥太郎には。
今日の出来事が大ウケで。
「まるで俺と徹の出会いみたいだよ。
あいつも授業中にずっと絵を描いてたし〜!」
と言っては。
また笑い出した。
「二次元の彼氏…」
光さんは肩を震わせて笑っている。
「それをさらり、と言ってのけるとは…やるなあ!」
「普通は中々言えないよね〜!
でも、徹は俺にサラっと『俺はアニメしか愛せません』と最初に言ってたなあ!
こいつなら理解してくれるって電波を拾ったのかもしれないけど」
そう言う、祥太郎の一番の親友は徹=グレンさんだから。
「しかし、悠斗が一目惚れするくらい、可愛いの?」
祥太郎の質問にあたしは頷く。
「髪の毛も巻いてるし、持ってる物もかなりオシャレ。
でも彼氏は二次元」
そう言うと
「一度見てみたい!!」
と祥太郎と光さんは笑い続けていた。
「…まあ、でも睦海、良かったじゃない?」
パパが微笑んで
「これで一人でお弁当を食べなくて済むよ。
きっと、いい友達になるよ」
そう、梅雨になっても。
もう心配しなくていい。
教室の隅っこででも。
気がねなく過ごせる友達が。
ようやく出来たから。