「やっぱり睦海のライディングって兄ちゃんに似てるよね?」

俺の隣で祥太郎は呟く。

「似てるなあ…」

確か。

拓海は高2で125のチャンピオンやったな。

むっちゃんもきっと意識するに決まっている。



『「あ!」』

俺と祥太郎は同時に声を上げた。

むっちゃんが混戦のトップ争いから一歩抜け出した!