自分でも、訳がわからなかった。



光さんのセッティングは完璧。

こんなに走りやすいのは経験した事がない。



『強気でいけ!』



うん、拓海くん。

やってみるよ…



コーナーでスピードはかなり出ていた。

少しだけある恐怖心。

でも…



自分を信じて、タイヤとマシンを信じて…



気がつけば。

非公式だけど、コースレコードを出していた。