「…睦海、隠れてないでこっちにおいで」

…パパにはバレていた。

あたしはリビングに入る。

「確かに他人は良いように見えるけど…
それを逆恨みして人を傷つけるなんて、これから母親になろうとする人がすべき事じゃないよ」

パパは冷ややかに言い放った。

「…睦海、彼女に言いたい事は?」

あたしは…さっきまで怒りが沸騰していたのに。

パパが言ってくれた。



あたしは首を横に振った。