「確かにそうかもね〜」

パパはそう言うと視線をコースに戻した。

光さんは3番手に上がっている。

祥太郎もまた…

北さんを捉えていた。



8周目でレースは動く。

とうとうヘアピンで祥太郎がトップに立った!



…やっぱり、凄い。



光さんもいつの間にか北さんを捉えていて、最終コーナーの立ち上がりで抜いた。

コントロールラインを通過してあたしのチームは手を叩いたりして大喜び!



また、1・2位争いが祥太郎と光さんで展開される。