「でも、さっきも言った通り、俺達はむっちゃんの事を何があっても応援してるからさ。
辛くなったら、いつでも言いなよ?」

カツさんの言葉にあたしは頷いて笑った。



少し、気持ちが落ち着いた。



あたしは二人と別れてパドックへ向かった。



…うん、大丈夫。

掌をギュッ、と握りしめる。



きっと、いつか。

この選択が正しかった、と思える時がくる。



今はとにかく。

目の前の事を精一杯やろう。

そうすれば結果も。

自然とついてくるはずだから…